二世帯住宅での家づくりで考えたいこと
2022年9月17日結婚して、子供ができ、家族が増えていく、これほど嬉しいことはありません。同時に自分たちの親が高齢化していくことで、今後どのようにお世話や介護をしていくのか、この問題を避けて通ることはできません。これらの問題に対処するためにできることの1つが、二世帯住宅の購入であり、これにより子供のお世話と親の介護を両立させることができます。
とはいえ、二世帯住宅の暮らしで問題になりやすいのが、プライバシーへの配慮です。親との暮らしは、お互いをサポートすることになるとはいえ、プライベート空間がなくなってしまう、お互いに干渉してしまう、といったことがストレスになりやすいので、どのくらいの距離感で暮らしをするのが良いのかをじっくりと話し合うことが重要になります。
注文住宅での二世帯住宅家づくりにおいて、どのくらいの空間を共有し、どのくらいの空間を共有しない、つまりプライバシーに配慮するべきか、そのラインをはっきりと決めた家づくりができます。トイレやキッチン、お風呂といった水回りを共用するのか、しないのか、屋根は1つでも、2階と1階で分けることもできます。完全分離型で、玄関を2つ設けることにより、同じ家に住むものの、壁を隔ててお互いが見えることがないようにすることもできます。
二世帯住宅では、特に親の気持ちがどうかということが大切で、ある程度自分たちで何でもしたいという思いがあるのか、それとも、できるだけ一緒に住みたいという気持ちなのか、そのあたりを何度も話し合い、お互いが納得することができます。
そして二世帯住宅では、昔ながらの和風スタイルか、それともモダンタイプにするのか、あるいはデザイナーズなお洒落なスタイルにするのか、そんな外観を重視した家づくりもできます。また高齢者と共に住む場合には、寒さ対策としての床暖房の導入とか、バリアフリー、生活しやすい動線を意識した家づくりをしていくことができるでしょう。